6月21日、米国市場の取引開始とともにビットコイン（BTC）は21,500ドル付近まで上昇し、強含みの展開となった。
アナリスト、BTCと株価の相関性低下に注目
Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータは、BTC/USDがビットスタンプで2万1633ドルに達し、6月16日以来最高のパフォーマンスとなったことを示した。
ビットコインは、週足での損失を回避することに成功した。そのため、先物市場は17,600ドルへの押し目にさらされることなく再開した。
現在の水準でBTCのショートを計画する者もいたが、米国株が開くと市場参加者の間では「様子見」ムードが広がっていた。オープン時のS&P500とナスダック100はともに2.5％前後の上昇となった。
人気トレーダーのビアレ氏は、4時間足チャートで200日移動平均線（MA）に注目。ここを上抜けたことは、この数週間見られなかった強さの表れだ。
To highlight differently why today fight should be all about H4 trend -> May 14-16th.
Post dump rally, broke H4 trend for the first time since > 38-39k, US opened, failed to hold H4 trend back to the lows into days (and eventually weeks) of ranging.
Just some thoughts. pic.twitter.com/TasEwVS5gx
— Bierre (@pierre_crypt0) June 21, 2022
一方、株式の話題では、ブルームバーグのデータから、ビットコインが特にナスダック100との相関を急速に減らしていることが分かった。ビットコインがハイテク株のように取引されなくなり、中央銀行の金融引き締めを乗り切る能力が高まっている。
コインテレグラフが今週報じたように、世界の株式は現在、史上最悪の四半期を迎えている。
#Bitcoin’s tight relationship w/Tech stocks, fueled by declines in both amid Fed hikes & high inflation, drops amid crypto rout. Bitcoin“s 20d correlation w/Nasdaq 100 has fallen from ~0.88 in early May to the low-0.30’s now, BBG has calculated. pic.twitter.com/0j3fRb6gtJ
— Holger Zschaepitz (@Schuldensuehner) June 21, 2022
ブルームバーグ・インテリジェンスのチーフ・コモディティ・ストラテジスト、マイク・マクグローン氏は6月20日に投稿したツイートの一部で「上半期のリスク資産の急落は猛スピードでインフレを奪い、下半期にはプレパンデミック・デフレ勢力の再浮上につながるかもしれない」と付け加えている。
「このシナリオの主な受益者は、金、ビットコイン、米国債の長期債だろう」
マクグローン氏はさらに、「成熟したビットコイン」に対して、株式は「熱すぎる」のではないかと問いかけている。
SHIBがアルトコインをリード
アルトコインでは、ビットコインが高値を更新したため、安堵感も見られた。
時価総額上位50の仮想通貨は、シバイヌ（SHIB）が反発を牽引した。
ドージコイン（DOGE）は、テスラCEOのイーロン・マスク氏から新たな支援の確約を得た後、20％増加した。
イーサ（ETH）は記事執筆時点で1,200ドルに近づいており、1日5％の上昇を背景に6月16日以来の高値も更新している。
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