
先週末のビットコイン相場は上昇。12日の高値であった49,000ドルをブレイクすると、50,000ドルまで一時到達する動きに。しかし短期筋の利益確定のフローもこの水準では散見されることから、48,000ドル台まで調整する動きも見られた。
ここ数ヶ月上昇していたDeFi関連やPoS関連のアルトコインが調整ムードとなってきており、マイナーアルト売り、ビットコイン買いの動きが出ている。
先週末のトピックとしてはアメリカの大手金融機関モルガン・スタンレーが暗号資産への投資を検討との報道、またビットコイン大量保有のマイクロストラテジー社が暗号資産関連事業に参入するとの報道も出ており、ビットコインを後押しした格好となった。一方でインドでは財務省高官が仮想通貨禁止法案を審議する意向があるとのニュースも出てきており、暗号資産にとってネガティブな話題も出ていた。
日本株や米国株はアメリカの200兆円規模の財政出動の話題から堅調な地合いで推移しており、崩れる様子がない状況。足元量的金融緩和からドル安傾向が意識されているが、ドル安はインフレヘッジのためのビットコイン買いというフローが出やすいことは意識しておきたい。
一方でリスクアセット全体が売られてしまうとビットコインも最初は同じような動きが出やすいと想定されるため、ここからビットコインをロングするよりは、一旦の急落を待つことが中期的にはいいトレード手法か。
テクニカルでは上昇トレンドを維持しており、本日は一旦50,000ドルにしっかりと乗せてくるかどうかに注目。個人的にはここから強気でついていくことは難しいという印象を持っている。
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